Web系、オープン系、汎用系とは?

システム開発の中には様々な種類があり、それぞれの特性によって使う言語が違ったり開発プロセスも変わったりすることがあります。

システム開発をしたいと言った時に自分がどれに分類されるシステム開発がしたいのかを知ることで、適切にエンジニアを集めたりパートナー企業を探すことができます。今回は、どのような種類があるのかを解説していきます。

目次

■システム開発の種類 その1:web系

システム開発の種類で最もよく聞く言葉とも言えるのが「Web系」でしょう。

web系とは、一般的にはブラウザ上で動くようなwebアプリケーションの開発を指します。

コーポレートサイト、ECサイト、メディアサイト、SNSなど、webページからユーザーがアクセスして閲覧したり利用したりするアプリケーションをwebアプリケーションと呼び、多くの人が利用するという特性上高負荷にも耐えられ、スムーズに動くアプリケーションを開発する必要があります。

私たちが今こうして見ているブログなどもweb系のエンジニアによって開発されたものです。私たちが触れるシステムを作っているという点では、web系が最もポピュラーだと言えるでしょう。

最近ではSaaSシステムの登場もあり、業務システムでもweb上で使えるものが増えてきたためweb系かつ業務システムを開発するような案件も多く、web系と一言で言っても開発するものは多岐に渡ります。

よく使われる言語は、PHP、Ruby、Phython、Javaなどです。

■システム開発の種類 その2:汎用系とは

システム開発の種類の中でも次によく聞くであろう種類は「汎用系」です。

汎用系とは、企業の基幹システムなどに使われる大型のコンピューターのことを指します。

ネットワークで複数の端末とメインフレーム(大型コンピュータ)を繋いで、端末を通して操作を行います。

汎用系とは、一般的にはメインフレームと呼ばれる大型の汎用機に搭載するためのプログラムを開発することを指します。企業の基幹システム、金融機関のシステムなど大量の顧客データを扱ったり、処理速度をあげて計算をする必要があるようなシステムに使われることが多く、またインターネット黎明期からあるものなので、web系という言葉が生まれるよりも前からある職種でもあります。

汎用機は導入コストや維持コストが非常に高く、かつエンジニアの確保も難しくなっている分野となりつつあります。汎用機を使用するような業務システムでは24時間稼働が基本で、重要な情報を扱う業種が多く高度な処理や処理スピードが必要となることもあり、エンジニアも責任が大きくなります。

使用言語としてはCOBOL、Java、FORTANなどが使われており、いわゆる「レガシー」と言われがちな言語を使っているのが汎用機の特徴でもあります。

■システム開発の種類 その3:オープン系とは

汎用系と種類は似てはいますが、業務システム、オペレーティングシステムの開発を行うことをオープン系と呼びます。汎用系との違いは、ホストとする機械が汎用機ではなくパソコンであるということです。

顧客管理システム、在庫管理システム、物流管理など、業務システムはその業種ごとにそれぞれの業務プロセスに合わせて作られます。

汎用系はかなり専門的な知識が必要となりますが、オープン系ではwindowsなどの馴染みあるOSを使用することができるのでより多くの人に門戸が開かれたものとなります。元々は汎用機で開発していたようなものが、時代と共に高性能のパソコンが登場したことによりパソコンで開発が可能となったというのが背景にあるようです。

オープン系は汎用系に比べると開発の敷居が低く、コストも低くなっているので多くの企業がオープン系の開発を進めています。よく使われる言語はJava、C#、Pythonなどで、エンジニアの確保を比較的しやすいのが特徴です。

■システム開発の種類 その4:制御系とは

ソフトウェア開発からは少し離れるかもしれませんが、制御系と呼ばれるものもあります。制御系とは、機械の制御を行うためのプログラミングを行うものです。カメラ、炊飯器や電子レンジ、冷蔵庫などの家電、自動車…多くの機械には様々な条件で制御を行うシステムが組み込まれています。

例えば温度センサーが難度を検知したらこの処理を止める、自動車の自動ブレーキがかかるように制御システムを作るといったようなことを制御系、またはそのようなシステムを組み込むことを指して組み込み系と呼ぶこともあります。

webアプリケーションとは違って実際のハードへ搭載するシステムを開発する必要があるので、ハードへの知識も必要となる分野です。使用言語はCやJava、アセンブラ言語などです。

■システム開発の種類 まとめ

web系、オープン系など、システム開発においては様々な種類があります。自分が開発を行いたいものがどの種類に値するかを知ることで、より情報を探しやすくなるでしょう。

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