データベースエンジニアがやめとけと言われる5つの理由は?将来性や資格を紹介

エンジニアの職種の中でもデータベースエンジニアは、やめとけと言われることが多いです。

しかし、実際にはデータベースエンジニアに向いている人もいます。

やりがいを感じながらデータベースエンジニアとして働いている人も多くいるのです。

そこで、データベースエンジニアについて、やめとけと言われる理由から将来性や必要な資格を紹介しましょう。

目次

データベースエンジニアの仕事内容

データベースエンジニアとは、データベースの設計、開発、管理、運用を行うエンジニアです。

ここでは、データベースエンジニアの仕事内容について見ていきましょう。

データベースの設計・開発

データベースエンジニアは、クライアントからヒアリングをして要望を聞き出し、その内容に基づいてデータベースの設計や開発を行います。

求められるシステムの要件を理解して、必要なテーブルやカラムを洗い出し、実際に設計・開発を進めていくのです。

データベース管理システムには、さまざまな種類があり、その中でもよく活用されるのは「Oracle」や「Microsoft SQL Server」といったものです。

これらのシステムの特性を理解した上で最適な提案をすることが求められます。

データベースの管理

データベースエンジニアは、データベースシステムを動かすためのデータ管理が大きな仕事です。

具体的には、サーバーの最適化や効率化といったチューニングをすることです。

データベースシステムを運用する際には、さまざまな原因によってアクセス速度や検索効率が低下することがあります。

そこで、データベースエンジニアが、チューニングやパラメータ設定の見直しといった仕事を行い、データベースシステムを快適に使える状態にするのです。

データベースの運用

データベースの運用とは、稼働中のデータベースへのアクセス権管理やバックアップを行うことです。

データベースが適切に保存されている状態を維持できるように、定期的にメンテナンス業務をします。

データのバックアップをする際には、保守業務を行い、データベースに障害が発生した際には調査・対応をするのも重要な役割です。

また、データ流出を防ぐためにセキュリティ設計も行います。

データベースエンジニアはやめとけと言われている5つの理由

なぜデータベースエンジニアがやめとけと言われるのか、5つの理由を紹介します。

責任が重大である

データベースエンジニアの仕事は、大きな責任を負うことが多いです。

なぜならば、扱うデータの中に個人情報が含まれているケースが多く、万が一、個人情報が流出してしまうと、会社に与えるダメージが大きくなってしまいます。

細心の注意を払い、業務を遂行することが必要です。

例えば、データベースに保存されるデータには、以下のような個人情報が含まれることがあります。

  • 住所
  • 医療情報
  • クレジットカード番号

データベースエンジニアは、大事な個人情報を扱っているというプレッシャーをずっと感じながら仕事をすることになります。

このため、他のエンジニアと比較すると心身へのストレスが大きいと感じる人がいるようです。

作業が地味になりやすい

基本的に、データベースエンジニアの仕事内容は、地道な作業になりやすいと言われています。

あくまでも裏方であり、利用者から目立つような仕事ではありません。

地道にデータベースの設定やメンテナンスなどを行う必要があり、常に細かな数字や設定などに気を使わなければいけません。

基本的にデータベースエンジニアの仕事はインフラ周りであり、安定的に運用ができて当たり前と感じている人もいるかもしれません。

誰かに感謝されるようなことが少なかったり、利用者が喜んでいる姿をイメージしにくかったりと、仕事のモチベーションを高めにくいという点をマイナスと感じる人は多いでしょう。

コミュニケーション力が必要である

データベースエンジニアは、チームで仕事をする必要があります。

このため、頻繁にチームメンバーとコミュニケーションを取る必要があり、高いコミュニケーション力が要求されるのです。

メンバーの中には、データベースに関して専門的な知識がない人もいます。

そのような人に噛み砕いて説明する必要があり、つらいと感じる人もいます。

コミュニケーションが得意ではない人にとって、データベースエンジニアの仕事はストレスになりやすいかもしれません。

働ける職場が限られている

データベースエンジニアを募集している会社は、あまり多くありません。

データベースエンジニアの仕事は、基本的にインフラエンジニアがまとめて担当するケースが多いためです。

大きな規模の会社であっても、データベースエンジニアの募集人数は少ないケースがよくあります。

このため、これから案件を獲得しようと考えても選択肢が限られるかもしれません。

それほど需要の高い分野ではなく、条件の良い案件には応募が殺到するため、満足できる条件の職場を見つけるのに苦労する場合があります。

業務量が多くなる

プロジェクトによって変わりますが、一つのプロジェクトやチームの中で、データベースエンジニアは一人しか配置されないのが一般的です。

このため、データベース関連のスペシャリストとして、データベースエンジニアに業務が集中します。

そもそもチーム内に、データベース関連のスキルや知識を持つ人材が自分一人という状況も珍しくありません。

そのような場合には、誰かに仕事を割り振るわけにはいかず、データベース関連の業務を全部一人で担当することになり、業務量が多くなりやすいです。

データベースエンジニアの将来性

近年、ビッグデータが注目されるようになりました。

そして、ビッグデータを取り扱うためには、大規模なデータベースを構築して運用する必要があります。

そこで、データベースエンジニアが活躍する場が生まれるのです。

今後、ビッグデータを扱いたい会社は、大規模なデータベースの運用を任せるためにデータベースエンジニアを募集するケースが増えるでしょう。

ビッグデータの価値は、今後も高まっていくため、それに伴いデータベースエンジニアの需要もこれから高まっていくと予測できます。

ただし、近年はデータベースシステムがパッケージ化されており、専門の知識がなくても扱えるケースが増えているということがあります。

それでも、ビッグデータなど大規模なデータを扱うシステムの構築には、専門的な知識と技術、経験が必要不可欠です。

これからは高度なスキルや知識を持ったデータベースエンジニアであれば、案件を獲得しやすくなると考えられます。

データベースエンジニアに向いている人の特徴

どんな人がデータベースエンジニアに向いているのか、いくつか特徴を紹介します。

課題解決力がある人

データベースエンジニアには、課題解決力が求められます。

突発的なトラブルが起きることがよくあるため、そのときに早急に問題を解決できる人材が必要とされるからです。

データベースエンジニアは以下のようなトラブルに直面することがあります。

  • 処理が止まった
  • 接続できなくなった
  • バックアップから復旧できなくなった

トラブル時に早急に課題を把握して、適切な方法で解決を図ることが求められます。

課題解決力に優れている人はデータベースエンジニアの適性が高いと言えるでしょう。

論理的思考力がある人

論理的思考力のある人は、データベースエンジニアに向いていると言われます。

データベースを構築する際には、ロジックを組み立てる必要があるためです。

どのようにデータを格納するべきか、操作性を向上させるためにはどのようにするべきか、といった点について、ロジックを組み立てながら考えることが求められます。

データベース構築は、論理的思考力がないと適切に処理できない仕事と言えるかもしれません。

また、論理的思考力がないとチームメンバーと意思の疎通を図るときに困ることがあります。

メンバーにきちんと作業の意図を伝えることができないと、プロジェクトが正しく進まなくなるのです。

このようにさまざまな理由から、データベースエンジニアには論理的思考力が求められます。

勉強意欲がある人

データベースエンジニアに関連する知識は、常に変化しています。

新しい技術が登場したり、ソフトウェアの仕様が変更されたりするケースは多いです。

このため、常に情報のアップデートを心がけなければいけません。

勉強意欲のある人であれば、最新情報を収集して、知識のアップデートを図れるでしょう。

データベースエンジニアを目指すなら

データベースエンジニアを目指したいならば、課題解決力や論理的思考力、勉強意欲を持っていることが大切です。

また、データベースエンジニアの業務に関連した資格を取得しておくと、案件を探す際に1つの武器になるでしょう。

これからビッグデータを扱う企業が増えていくため、データベースエンジニアの需要は高まってくと考えられます。

また、今のうちからデータベースエンジニアを目指して努力をすれば、将来的に多くの案件を獲得して活躍できるようになる可能性が高くなります。

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